わたしたちの文化的コモンズのアップデート 創造のテーブル2022 2022年3月19日(土)

2022.03.18 当日受付について
定員に達したため事前のお申し込み受付は終了していますが、当日、先着順にて若干名受付いたします。
また当日キャンセルやお席の空き状況を見て、受付・ご案内いたします。
空き状況等の最新情報は、enocoのSNS(Twitter、facebook)でお知らせいたします。
なお、当日受付については立見となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。


enocoは2022年4月に開館10周年を迎えます。開館から10年間、大阪という都市において、創造的思考とネットワークで都市や社会が抱える様々な課題の解決に取り組んできました。特にこの5年間は多くの人々が自由に出入りし、enocoの”持ち前”(≒知見やネットワーク、コレクションなど)をつかい、多様な創造活動が展開することができる、社会的基盤としての「文化的コモンズの形成」を目指してきました。

しかしながら、時間の経過、そして新たな感染症による世界的危機の状況によって、私たちを取り囲む社会資本は大きく変容したのではないでしょうか。enocoが目指してきた「文化的コモンズ」のあり方・捉え方もアップデートするべき時がきているのかもしれません。

短期的な小さな実験から都市の制度を変える。小さな場やコミュニティから新たな表現と世界をつなぐ。手のひらサイズの画面から生まれる表現を新技術によって価値づける。小さな気づきからまちの未来をつくっていく…このように、ひとりひとりの小さなアクションが社会や世界へと広がり/つながる今、新たなコモンズ(共有地)が様々なところで生まれています。その豊かな萌芽をわずかなりともつかむべく、いくつかのキーワードを引き出しながらゲストとの対話(とちょっとした立ち話)を展開します。こうして、「コモンズとしてのenoco」のアップデートを試み、未来を考える場を次の10年へと受け継いでいきます。


創造のテーブル2022
わたしたちの文化的コモンズのアップデート

日時|2022年3月19日(土)13:30〜17:30(予定)
場所|enoco(4Fルーム1)
定員|50名程度(事前申し込み優先・当日空きがあれば先着順受付)
※定員に達したため、事前のお申し込み受付を終了しました。
当日、キャンセルやお席の空きがあれば、現地先着順にて受付いたします。
空き状況等の最新情報は、enocoのSNS(Twitter、facebook)でお知らせいたします。
なお、当日受付については立見となる場合がございますので、あらかじめご了承ください。
参加費|無料
モデレーター|甲賀雅章(enoco館長)、忽那裕樹(enocoプラットフォーム部門チーフディレクター)
※対面のみでの開催を予定しています(オンライン配信・アーカイブ配信なし)。ただし、新型コロナウイルス感染症の感染状況により、中止もしくは内容や形式の変更を行います。ご了承ください。

▼オープニングアクト:関西エアリアルによる「バーティカルダンス」
enocoの建物を使い、パフォーマンスを行います.
——
時間:13:00〜13:10頃(時間が前後する場合があります)
場所:enoco玄関の壁
観覧無料
——
※観覧に際して、予約は不要です。観覧場所については、当日現地にてご案内します(立見となります)。
※当日の天候、新型コロナの影響等で、中止となる場合、内容や時間が変更となる場合があります。
事前にご了承ください。

参考:2020年に実施した『enocoバーティカルダンス ムーブメントリサーチプロジェクト』(関西エアリアル主催)

▼タイムスケジュール
[はじめに]13:30〜13:35

[立ちばなし]13:35〜13:50
※コラムビデオ:「民が公を主導していくこと」
ゲスト:泉英明(都市プランナー、有限会社ハートビートプラン代表)、寺浦薫(甲南女子大学文学部メディア表現学科)

[テーブル1]13:50〜14:25
都市・地域とアート / 公共と民間 / 小さなアクション
ゲスト:田中未知子(瀬戸内サーカスファクトリー代表)

[テーブル2]14:25〜15:15
所有と共有 / 利己と利他 / メタバース / NFT / Web3
ゲスト:NY_(アーティスト)、高尾俊介(甲南女子大学文学部メディア表現学科講師)

[立ちばなし]15:15〜15:30
※コラムビデオ:「山納さんと館長のコモンズをめぐる立ちばなし」
ゲスト:山納洋(大阪ガス(株)ネットワークカンパニー事業基盤部 都市魅力研究室長/common cafeプロデューサー) ※映像出演のみ

[テーブル3]15:30〜16:05
合意形成/ プラットフォーム / 市民参加 / 民主主義
ゲスト:多田功(加古川市企画部政策企画課  スマートシティ推進担当課長)

(休憩 15分)

[テーブル4]16:20〜17:25
モデレーター|甲賀雅章(enoco館長)、忽那裕樹(enocoプラットフォーム部門チーフディレクター)+ゲスト

[おわりに]17:25〜17:30(予定)

 


◎ゲストプロフィール(登壇順)

泉 英明(いずみ ひであき)
都市プランナー、有限会社ハートビートプラン代表
大阪なんば、西梅田、豊田、岡崎、姫路のまちなか再生や公共空間のプレイスメイキング、工業地域の住工共生まちづくり、着地型観光事業「OSAKA 旅めがね」、水辺空間のリノベーション「北浜テラス」「水都大阪」事業推進、「長門湯本温泉」の温泉地再生、市営住宅エリアの再生「大東市morinekiプロジェクト」などに関わる。
まちづくりの「まち医者」としての関わりを目指す。
著書に『都市を変える水辺アクション』(共編著、学芸出版社)、『民間主導・行政支援の公民連携の教科書』(共著、日経BP社)

 

寺浦 薫(てらうら かおる)
アートディレクター/ 甲南女子大学文学部メディア表現学科准教授
学芸員として大阪府に勤務した後、現職。府では文化政策の立案や公共空間でアート作品を展開する「おおさかカンヴァス」、市町村の課題解決をサポートする「プラットフォーム形成支援事業」等を担当。
NPO法人Be Creative副理事

 

 

 

 

田中 未知子(たなか みちこ)
現代サーカスプロデューサー、瀬戸内サーカスファクトリー代表
2004 年、北海道新聞社事業局時代にフランス現代サーカス「ヴォヤージュ」公演に携わり、体一本で生きるサーカスの人々に鮮烈なショックを受け、2007 年に同社を退社。2009 年現代サーカス概説書「サーカスに逢いたい~アートになったフランスサーカス」を出版。越後妻有・大地の芸術祭、瀬戸内国際芸術祭でパフォーミングアーツ担当を務めたあと、2011 年に高松市内で独立。2014 年、一般社団法人瀬戸内サーカスファクトリー設立。2015年に日本初の現代サーカス専門のフェス「SETO LA PISTE」を開催し、5年間実施。2017年に欧州現代サーカスネットワーク「シルコストラーダ」のアジア初正会員に認定されたのに続き、2018年からはアジアオセアニア7か国12団体で「CANサーカス・アジア・ネットワーク」を立ち上げる。2019年からは念願のプロサーカスアーティストの瀬戸内移住が始まり、現在は常設練習場を運営しながら創作、公演、教室事業など、現代サーカス発展のための総合的な活動を続ける。 「地域とともに新しい文化をつくる」がスローガン。
写真:瀬戸内通信社

 

高尾 俊介(たかお しゅんすけ)
甲南女子大学文学部メディア表現学科講師、クリエイティブコーダー
1981年熊本県出身 2019年、プログラミングを日々の生活や個人の来歴、風土や固有の文化と結びつけるための活動としてデイリーコーディングを提唱、現在も実践している。 2021年、NFTアートプロジェクト「Generativemasks」を発表、発売から2時間あまりで1万個が完売した。Processing Community Japan所属 第25回文化庁メディア芸術祭アート部門選考委員

 

 

 

NY_(エヌ・ワイ)
アーティスト、TVアニメ、映画予告等のディレクター
MakersPlaceFoundationKnownOriginSBI NFTアーティスト。2010年からメディアアート「動く墨絵」を作り、動画を、独自開発した”アプリ”で”額縁”内で表示するフィジカル展示を実現。
海外展示や百貨店での販売を果たす。
2021年から始めたNFTとも連携し、動画作品の権利問題点を解消。
一時的な存在でしかない”動画”に、”物体”としての存在価値を与える、新しい価値の創造に挑戦し続けているアーティスト。

 

 

山納 洋(やまのう ひろし) ※映像出演のみ
大阪ガス(株)ネットワークカンパニー事業基盤部 都市魅力研究室長/common cafeプロデューサー
1993年大阪ガス(株)入社。神戸アートビレッジセンター、扇町ミュージアムスクエア、メビック扇町、(財)大阪21世紀協会での企画・プロデュース業務を歴任。2010年より大阪ガス(株)近畿圏部において都市開発、地域活性化、社会貢献事業に関わる。一方でカフェ空間のシェア活動「common cafe」「六甲山カフェ」、トークサロン企画「Talkin’ About」、まち観察企画「Walkin’ About」などをプロデュース。著書に『つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法』(学芸出版社)、『地域プロデュース、はじめの一歩』(河出書房新社)など。2013年7月~2018年3月まで大阪アーツカウンシル専門委員

 

多田 功(ただ いさお)
加古川市企画部政策企画課  スマートシティ推進担当課長
1998年加古川市役所入庁、地域振興課、人事課、情報政策課などを経て2021年4月より現職。現在はスマートシティ、データ利活用の事業に従事している。 特別定額給付金におけるスムーズな支給を実現する独自システムや新型コロナワクチン予約抽選システムを開発、他自治体にも提供したことが評価され「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2021」と「NECソリューションイノベータ賞」をW受賞 また、地域情報化アドバイザーとして、全国の自治体に対して、ICT利活用に関する助言等を行うとともに、国等の委員会やプロジェクトの委員も務める。

 

◎モデレータープロフィール

甲賀 雅章(こうが まさあき)
大阪府立江之子島文化芸術創造センター館長/Creator静岡市生まれ。広義の意味でのデザイン、文化戦略を、21世紀型経営の最重要資源として位置づけ、企業、組合、商店街、地方自治体等の活性化におけるコンサルティング活動、ブランド開発事業を展開。CI戦略、ブランディング、コミュニケーションデザイン、シティプロモーション、新商品開発、新業態開発、空間プロデュース、イベントプロデュースと、その活動領域は広く、最近では、ダンサー、役者としても舞台に立っている。2021年7月に、ミニFMの電波を活用した回遊型体験演劇 Mobile Theatre 「天空の謡 大地の書簡」を静岡市登呂遺跡公園で公演。大きな反響を呼ぶ。

 

・Innovative Commons/創造の広場 主宰
NPO法人Be Creative理事長
・ストリートシアターフェス「ストレンジシード静岡」コンセプター
・川根本町文化会館 芸術監督(2001~2019)
・大道芸ワールドカップin静岡プロデューサー(1992~2017)
・NPO法人日本ホスピタルクラウン協会副理事長
・静岡市文化・クリエイティブ産業振興センター(CCC)アドバイザー
・Siam Street Fest in Bangkok ディレクター
・ソーシャルデザイン研究所 代表
・静岡デザイン専門学校 講師 公益財団法人静岡県舞台芸術センター評議員、ふじのくに地域づくりアドバイザー、 観光振興アドバイザーほか公職も多数歴任。

忽那 裕樹(くつな ひろき)
enocoプラットフォーム部門チーフディレクター/ランドスケープデザイナー/E-DESIGN代表
公園、広場、道路、河川の景観・環境デザインとマネジメントを同時に企画、実施を多くの地域で手掛けている。大学、病院、学校、商業、住宅のランドスケープデザインについては、国内外を問わず活動を広げている。新しい公共を都市で実現し、魅力的なパブリックスペースを提供することを目指している。国土交通省ミズベリング・プロジェクト諮問委員。大阪市立大学客員教授。NPO法人Be Creative副理事

 

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