

会期:2026年6月27日(土)〜8月1日(土)
時間:10:00〜19:00
会場:enoco 4F ルーム2、3
月曜休館 | 入場無料
私たちの暮らしの中には、言葉にならない記憶や、使い古された道具や布に宿る気配が静かに息づいています。婦木加奈子はこれまで、生活の風景や人の営みの痕跡を主題に、身近な素材と手芸的手法を用いた彫刻作品を発表してきました。本展では、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]での滞在制作から生まれた作品と、その背景にある時間の積み重ねを紹介します。
滞在期間中、会場には子どもから大人まで誰もが自由に参加できる縫い物の遊び場「縫の場(ぬのば)」がひらかれました。多様な素材をつなぎ合わせ、ほころびを繕い、糸で線を描く──「縫い物でつくる」というゆるやかなルールのもと、手を動かす時間と対話が重なり、新たな物語が立ち上がりました。
日々の暮らしの中で使われてきた布や、旅の記憶を宿した断片などに目を向け、それらが時を経て別の場所や営みの中で仕立て直されていく過程をたどります。かつての生活に触れる手がかりとして素材に向き合いながら、滞在中に出会った記録や対話、日々の実感が丁寧に制作へと結びついていきます。
「引き継ぐもの」「おくるもの」「のこすもの」── 記憶の断片を縫い合わせていくこの営みは、ワークショップという共有の場から生まれる関係性の集積でもあります。個々の手の動きがかたちとなる作品群は、鑑賞者それぞれの経験と静かに響き合い、日常を見つめ直す契機となるでしょう。
定員:15名
登壇者:婦木加奈子(美術家)× 風間勇助(奈良県立大学 地域創造学部講師)
展覧会会期中には、アートプロジェクトを実践している 奈良県立大学 地域創造学部講師の風間勇助(かざま ゆうすけ)氏を迎え、対話の場を設けます。イベント終了後は、作家による展覧会ツアーを実施します。
下記のGoogleフォームよりお申し込みください(先着順)。
申し込み期間:5月29日(火) 14:00〜
https://forms.gle/BwHhXZU55fepjAuq7
※フォームからの申し込みが難しい方は電話にて受付します(電話:06-6441-8050)

1996年兵庫県生まれ。2019年 金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科彫刻専攻卒業。2020年チェルシーカレッジオブアート グラデュエートディプロマファインアートコース修了。近年の展覧会に、個展「つくったひと」(ART FACTORY城南島/東京/2025)、個展「こちらのなぞらえもの」(浜松市鴨江アートセンター/静岡/2024)、「眼差しの手入れ」(京都芸術センター/京都/2024)、「BankART Life7 UrbanNesting:再び都市に棲む」(BankART Station/神奈川/2024)など。主な受賞歴に2023年「浜松市鴨江アートセンター アーティスト・イン・レジデンス賞」受賞、2022年「第1回 MIMOCA EYE / ミモカアイ」審査委員個人賞 杉戸洋賞 受賞、2022年「TOKAS-Emerging 2022」
選出など。
HP | https://www.kanakofuki.com/
Instagram|https://www.instagram.com/kanakofuki/

1991 年静岡生まれ。奈良県立大学地域創造学部講師。東京藝術大学にてアートプロジェクトを実践しながらアートマネジメントを学ぶ。東京大学大学院文化資源学研究専攻に進学し、刑務所と芸術についての研究をはじめる。全国の刑務所から作品を公募した「刑務所アート展」を中心に、刑事司法分野におけるアートの役割とは何かについて実践的に研究を行う。一般社団法人 Prison Arts Connections 共同代表理事。NPO 法人 CrimeInfo 副代表。「アート/ケア/文化政策研究会」メンバー。
Instagram|https://www.instagram.com/nara.kazama.y/
滞在期間中に実施したワークショップを再構成して行います。
ワークショップの内容については、下記のenoco公式ホームページまたは過去のSNSをご確認ください。
※本イベントは、大阪府の取り組みを紹介する「府政学習会」として開催します。
日時・定員等の詳細は大阪府ホームページをご覧ください
Mail | essap@enokojima-art.jp
TEL | 06-6441-8050
FAX | 06-6441-8151