プロジェクト
木津川遊歩空間整備
~大阪市内を流れる木津川(松島橋~大渉橋区間)における遊歩空間(遊歩道・広場)の整備プロジェクト~

概要

市民による社会インフラの利活用・維持管理

これまでは行政がつくり、行政が管理していた公共空間を、市民が使いこなしながら市民の手で維持管理を担うという、新しい社会インフラの使いこなし方にチャレンジしているプロジェクトです。住民の利活用を促し、地域から愛され誇りとされる親水空間を生み出すため、遊歩空間のデザイン段階から地域住民の意見を盛り込むこととし、ステークホルダーの一員として住民が関わるスキーム※を構築しました。

都市魅力を向上させる社会インフラ

構造上、安全な遊歩空間(遊歩道・広場)とすることはもちろん、都市魅力をも向上させる社会インフラとするため、アイデアやデザイン性を競う公募スキームを構築しました。通常は実績のある大手ゼンコンが建設一式を行うことが多いですが、このプロジェクトでは、よりデザイン性に重きを置いたスキーム※を構築し、アイデアがあればだれでも応募できるようにしました。その結果、全国から40件の応募をいただき、地域の歴史性、気候・気象条件を踏まえた作品『だんだんばたけでハマベをつくる―立売堀のマーケットプレイス―』が採択されました。人と人を結びつける機能、活動を誘発する工夫が随所に凝らされ、今後の地域の交流拠点としての可能性を大きく期待させるものである点が大いに評価されました。現在、第一期工事として遊歩道の整備が始まっています。

※木津川遊歩整備空間事業デザインコンペのスキーム
建設工事一式を入札にかけるのではなく、「地域の方々の想いや使いこなしのアイデアを実現すること」を重視しました。地域の想いやアイデアを詳細に把握するため、地域住民を対象としたワークショップを重ね、意見交換を行いながら、地域ニーズのブラッシュアップ(下右図)を行い、公募の条件としました。
2段階の審査を経て最優秀デザイナーを選定しました。特徴として、1次審査を通過した応募者は、河川設計のコンサルタント業者、及びエンジニア・アーキテクト(土木設計家)のサポートを受けることができ、そのサポート内容を2次審査資料に反映できるようにしました。これにより、熱意を持つ優秀な学生・デザイナー・建築家から、多数のアイデアを募集すことができました。
さらに、審査の過程で住民ニーズがないがしろにされないよう、①住民組織、②行政、③審査会が三つ巴の関係となる体制を構築しました。

空間の担い手の発掘

地域で維持管理・利活用を担う遊歩空間を実現するにあたり、その主体を育成するため、木津川遊歩空間近隣で活動している団体にヒアリングをし、取り組みの周知を図るとともに空間の担い手の発掘を行っています。地域から愛され誇りとされる親水空間を生み出すため、現在進行形で取り組んでいます。

形成されたプラットフォーム

参考URL

Copyright © Enokojima Art, Culture and Creative Center, Osaka Prefecture. All Rights Reserved.